人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2012年 09月 06日
腰痛日記 1ヶ月と少し XL1200Xインプレ()
画像は使いまわし。リサイクルとも言う。
本日も朝から雨用号の登りルートです。
またしてもスコールの襲来があってどうなるかと思いましたが帰るころには終わっていたのでちょっと足を伸ばしてヨドバシに行って帰ってきました。
特にネタがないので納車後1ヶ月が経過して、気がつくと1000kmを超えていた腰痛号ことXL1200X(2012モデル)について、ここまでの感想をば。
ちょうど週末に天下分け目の戦いが雨の中行われることになるので言い訳もかねています。
1200ccVS2300ccで勝てるわけが(ry

肝心要の1202ccエヴォリューションエンジンは883ccのそれとは違って比較的穏やかで、それでいて売りの低速トルクはちゃんとあります。
いつもの(排ガス号ことRS125)の感覚で発進時にガバっとスロットルをひねると横なり後ろなりにいた車が点になるレベル。
大きなトラックだと誇張じゃなくて点になります。
試乗した同一排気量のXR1200だとそこからシフトアップして加速してとかやるとどうも反応が悪いようなところがありましたが、こちらは特にそういうこともなし。
少なくとも80km/hとか100km/hくらいまでは車重260kgを感じさせない程度に快適に走ります。
そこは腐ってもスポーツスターの名前どおりといったところでしょうか?
ただし、気持ちがいいのはそこまででして、まあ3速とか4速で引張り気味に走ると100km/hくらいでもグイグイ行ってくれる感じはあるんですが、それ以上のレンジになると「ああもうやめとこ」となります。
「性能的に出せる」のと「実際に出す」のは別物ですからね。
自動車専用道路でそれですから、一般道だと速度超過のこともあって飛ばす気にならないのが実情です。
排ガス号は原付なので専用道路を走ることができないので比較ができないんですが、おそらく120km/h前後を維持したり追い越しかけたりするならそちらのほうがスムーズでしょう。
ただし、小排気量かつ2ストなので、そういう限界域に近いところを長時間維持するとなるとエンジンへの負担が強大になるのであまりやらないほうがいいと思いますが。
「性能的に(ry」
燃費は田舎道で20km/l前後、高速だとたぶん25km/l弱といった印象。街乗りだとがたっと落ちそうです。
まあどっちにしろ航続距離が短いんでねw
振動はそこそこありますが、ゴムスポなんで。

旋回性能については、見た目重視のため(←これはユーザーもメーカーも否定しないと思う)ノーマル状態でローダウンが施され、太いタイヤを履き、フォワードコントロールのバイクに高いレベルは求めてはいけません。
それでなくても駐車場が主戦場のHDモーターサイクルだというのに。
HDJのサイトにはなくて、本国サイトのスペックチャートにはリーンアングルが載っているんですが、スポスタスーパーローとかファットボーイローとかヘリテージといったローダウン仕様の次くらいにアングルが狭いです>1200X
これであの曲がりにくさなんだから、スーパーローとかどうするんだろと心配になりますよ。

(HDのバイクの)ブレーキは効きませんというか効きにくいみたいなことを試乗の際に言われたような気がしますがこれは正解であり不正解でもあると思います。
そりゃまあ他に試乗したS1000RRとかモンスターとかいったような、そのままサーキットに持っていっても十分使えるようなコンペティティブ()なバイクのそれにくらべるとアレなところはあります。
ただ、普通に走っていて「うわマジとまんねwwww」というようなことは、当たり前ですけどありませんね。いまのところ。
逆にあまり効かないという頭で操作すると、期待以上に効いてるくらい。
そもそも、車でもバイクでも自転車でもカメラでもなんでも、性能の限界以上のことを求めたら物足りなくなるのは当然なんですよw
ノンターボの軽四に大人5人乗って高速ではしらねーとか考えるまでもないですし、ベイヤー配列でモアレが目立つのは原理上(ry

その他
XR1200に見られた羽のように軽いスロットル、これは羽毛とまではいかないけれど、綿くらいの軽さはあります。
細い路地なんかで小刻みに右左折をするときにあわやというシーンはあります。
ベルトドライプについてはまだなんとも言えません。
アルベルトはいい自転車ですよ。迷ったら買いです。

サス、サスは、サスに良し悪しなんかあるかよと思っていたワタクシでも「これはちょっと・・・・」と。
ローダウン化のために短くてたぶんストロークの少ないやつがついていて、バネもただのバネ。
事前予測で凹凸がきつそうなところはタンデムステップを踏んでなんとかするようにしてるから、強烈な突き上げを食らうことはそれほどないですが。

シートもあまり褒められたものではありませんね。
これもおそらく低さを強調するために薄手のものがついているからクッション性はほぼ皆無。
極力タンデムステップを踏んで加重を分散させているのでなんとかなっている感じ。

ハンドルの下側についているミラーは、おそらく見た目から受ける印象以上に便利というか使えます。
むしろ慣れると上についてるミラーが出来損ないに思えるくらい気に入ってます。
排ガス号のミラーが使えないことで評判なのでなおさら。
腰痛号のようになぜか前傾姿勢で乗ることになる場合は首を上げる動作がいらないので楽。
専用道路で体を伏せて走るときもそのままの姿勢で後方が確認できるのは実にすばらしい。
外観がすっきりしているのは今更言うまでもありません。

最初からつけてもらったドラッグバー。
これはフルノーマルがわからないのでなんとも言えませんが、やや前傾気味で操作することになるので個人的には特に不満ありません。
外観がすっきりして(ry

メーターは、最初はタコ無しなのでなんだかなあと思ってたんですが、実際に乗ってみると適当にドゥルドゥル流すことが多くて回転を気にしてるわけでもないですし、コーナーなんかでは適当なギアでも適当にスロットルをひねると適当にトルクがあって適当に走ってくれるのでまあこれでいいかなと。
あったらあったで便利なのかもしれませんけど。
外観が(ry

フォワードコントロールは功罪半ばする感じでしょうか。
罪が65%くらいかも。
あまり有益に感じたことがないような気がします。
外観(ry

ピーナッツタンクは・・・・もうどうしようもありませんなw
キーレスでキャップを開けられるのは便利ですよ。いたずらはやめてください。
外(ry

まとめると、これはネットでXL1200Xについて検索してもらったらほとんどの人が言っていることなんですが、「見た目が気に入ったらアリ」の一言に尽きますね。
前にも書いたことなんですが、走る曲がる止まる+見た目重視という点で見ると、自転車で言うところのピスト()にかなり近いものがあると思います。
いまでこそピスト=オサレアイテムみたいな扱いになってますけど本来はかなりスパルタンな乗り物ですからね。
それはさておき、なんだかんだ言っても21世紀の乗り物なので基本的な性能は及第点をクリアしていると思うので、見てカッコイイと思ったら買いです。
そもそもHDのバイクなんて見た目で選ぶようなもんですからね。
そこにVツインの鼓動()がおまけでついてくると思えばいいんですよwオマケですオマケ。
いや、でも背丈がとかいう場合はバレない程度にハンドルを替えてステップを手前に持ってこればいいんです。
タンデムステップは必須。
2013モデルにラインナップされた1200カスタムのCAリミテッドとか、すでに型落ちになったXL1200Rがあったら迷っていたかもしれませんけど、たぶんもう一度スポスタから選べと言われてもXL1200Xを選ぶんじゃないかと思います。
ビッグツインは・・・・お話があったら考えます。
ディーラーについてはまた何かのタイミングで触れましょう。

そうだ、最後に付け加えておくと高いですw
大衆コンパクトハイブリッドカーよりは安いけど。

by aohige_the_great | 2012-09-06 23:28 | モーターサイクリング | Comments(2)
Commented by 祖チン at 2012-09-07 11:01 x
キミのような「乗り物に乗ってたらなんかやらかす人種」にとっては、ある意味、もっとも安全な乗り物かもしれんね。
Commented by 本人@サボr(ry at 2012-09-07 12:57 x
まあその点については否定しませんw
ただ、やっぱり、一発ミスすると別の世界に吹っ飛んでしまう危険性は確実にありますね。


<< 決戦前夜      そして第3Rへ >>